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月別アーカイブ: 2025年11月

屋内小規模基地局 ― 建物の“圏外”をゼロにする通信職人🏢

皆さんこんにちは!

 

大阪府茨木市、豊中市、滋賀県大津市を拠点に電気工事業、電気通信業を行っている

株式会社ユーテック、更新担当の富山です。

 

 

 

屋内小規模基地局 ― 建物の“圏外”をゼロにする通信職人🏢

 

 

 

ビルの中、地下駐車場、トンネル、商業施設――
「電波が弱い」「通信が途切れる」そんな場所を救うのが、**屋内小規模基地局(インビル基地局)**です。

屋外基地局が街全体をカバーする“幹”なら、
屋内基地局は建物内部を隅々まで満たす“毛細血管”のような存在です。


🧱 屋内小規模基地局の役割

 

電波は壁やコンクリートに遮られやすく、
ビルの中心部や地下階ではどうしても届きにくくなります。
そのため、建物内に小型のアンテナや無線機を設置して、
屋外から届く電波を中継・再送信する仕組みを構築します。

この技術があることで、
・地下鉄構内でも通話ができる
・病院の奥の病室でも通信が安定する
・商業施設のWi-Fiやスマホが快適につながる
といった快適な通信環境が実現します。


🔧 設置工事の流れ

 

① 電波測定と設計

現場に入るとまず、電波測定器で通信状態を確認します。
建物の構造・壁材・配線ルートを踏まえながら、
「どこにアンテナを設置すれば最適か」を設計図に落とし込みます。

② 配線・電源工事

次に、天井裏や壁の中を通してLANケーブルや光ファイバーを配線。
既存設備と干渉しないようにルートを選定し、
ケーブル固定金具やモール処理で仕上げます。

③ 機器設置・設定

アンテナや中継装置(RU/BBU)を取り付け、
通信事業者のネットワークに接続。
設定作業では、IPアドレスや通信パラメータを入力し、
他の基地局との干渉がないよう調整します。

④ 通信テスト

設置後は、スマートフォンや計測機器で通信試験を実施。
全フロアを歩いて「どこでもつながる」状態を確認します。


🛰️ 最新の屋内通信技術

 

近年は、5G対応の分散アンテナシステム(DAS)や、
企業内ネットワーク向けのローカル5G基地局
の導入も進んでいます。

これにより、病院や工場、大学キャンパスなどが独自の高速通信を持つ時代へ。
屋内基地局工事は、まさに次世代通信を形にする最前線です。


👁️‍🗨️ 現場のリアル

 

屋内工事は、外とは違って“静かで繊細”。
天井裏での作業や、配線の取り回し、壁内部への機器埋め込みなど、
**「美しく仕上げる技術」**が求められます。

現場ごとに設計が違い、建物の年数・構造によって想定外のトラブルも発生します。
それでも、最終テストで全エリアが圏外ゼロになった瞬間、
職人たちは静かにガッツポーズを取ります。
「この建物の通信を守っているのは自分たちだ」という誇りがそこにあります。


💬 まとめ

 

屋内小規模基地局の設置は、通信インフラの“最後の砦”。
電波が届かない場所をなくすことで、
人々が安心して過ごせる環境をつくり出す――それがこの仕事の使命です。

👷‍♀️求職者の方へ
屋内基地局工事は、電気・通信・ネットワークの知識を身につけたい方に最適です。
未経験からでもスタートでき、研修や資格取得を通じて技術者として成長できます。
「通信がつながる当たり前を守る」――そのやりがいを、あなたの手で感じてください🌈

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社ユーテックでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

大阪府茨木市、豊中市、滋賀県大津市を拠点に電気工事業、電気通信業を行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

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屋外基地局 ― 街をつなぐ“電波の根”を築く仕事📶

皆さんこんにちは!

 

大阪府茨木市、豊中市、滋賀県大津市を拠点に電気工事業、電気通信業を行っている

株式会社ユーテック、更新担当の富山です。

 

 

 

屋外基地局 ― 街をつなぐ“電波の根”を築く仕事📶

 

 

 

スマートフォンで動画を見たり、地図を開いたり、SNSを投稿したり。
私たちの毎日は、いつの間にか「通信」に支えられています。
その通信の土台を支える“見えない力持ち”が、屋外基地局です。

屋外基地局とは、携帯電話や無線通信の電波を送受信するための装置やアンテナを備えた設備のこと。
電波塔やビル屋上、山の中腹、道路脇など――あらゆる場所に設置され、人と人・街と街を結ぶ重要な役割を担っています。

しかし、その裏側には、緻密な設計・高度な施工技術・安全管理が詰まっているのです。


🏗️ 屋外基地局設置の流れ

 

屋外基地局の設置工事は、ひとことで言うと「総合技術の集大成」です。
電気・通信・構造・土木――あらゆる知識を融合させて完成します。

① 現場調査と電波シミュレーション

まず行うのが「現地調査」です。
電波の届き具合(電界強度)、周囲の建物の高さ、地形、影の影響、風向などを調べます。
同時にシミュレーションソフトを用いて、どの角度・高さ・方向にアンテナを設置すれば最も効率的に電波を飛ばせるかを解析します。

この段階での判断が正確でなければ、完成後に「つながりにくいエリア」が生まれてしまうため、現場経験と理論の両方が重要になります。


② 架台・基礎の施工

屋外基地局を支える“足元”づくりが架台・基礎工事です。
コンクリート基礎を設け、鉄製のアンテナポールやマストを強固に固定します。
風速60mの暴風にも耐えられるよう、構造計算に基づいた設計が欠かせません。

特にビル屋上などでは、防水層を傷つけない施工や、重量バランスの調整も求められます。
こうした“見えない配慮”が、安全で長持ちする基地局の鍵になります。


③ 機器設置・配線工事

アンテナ、無線機、電源盤、光ケーブル、LAN配線を組み合わせ、
通信事業者のネットワークと接続します。
特に高所作業が多く、鉄塔上でのアンテナ設置ではハーネスを装着し、
風にあおられながらボルトを1本ずつ確実に締めていきます。

アンテナ角度の微調整は、たった1度でも通信範囲が大きく変わるため、
「目と手の感覚」に頼る繊細な作業です。


④ 通信試験と最終確認

設置後は、通信速度・応答遅延・ノイズレベルなどを専門機器で測定。
問題がないことを確認して、初めてネットワークに接続されます。
現場ごとに数十項目ものチェックリストがあり、
「一つでも不備があれば再施工」という厳しい品質基準を満たす必要があります。


⚡ 5G・6G時代の屋外基地局

 

近年の5G通信では、従来の4Gより高周波(ミリ波)を使用するため、
より密集した基地局の配置が求められています。
さらに、今後の6Gでは「無人航空機通信」「遠隔手術」「自動運転通信」など、
超低遅延・超安定通信が求められる世界へと進化していきます。

つまり、**基地局工事は“未来を築く仕事”**なのです。


👷‍♂️現場のリアルと誇り

 

屋外基地局の現場は、真夏の屋上、真冬の山頂、強風下の高所など、厳しい環境が多いです。
それでも職人たちは、
「この街の通信を自分たちがつないでいる」という誇りを胸に、安全第一で作業にあたります。

現場でのチームワークは非常に強く、
声掛けや確認作業が安全の基礎。
ミリ単位の感覚を共有しながら、一つの現場を完成させる達成感は格別です。


💬 まとめ

 

屋外基地局工事は、技術・安全・チームワークのすべてが求められる高度な仕事です。
街の通信インフラを支える使命感、完成時の達成感、そして誇り――そのすべてが詰まっています。

👷‍♂️求職者の方へ
通信インフラの世界は、今後ますます成長を続ける分野です。
経験がなくても、丁寧な研修と安全教育を受けながら一人前になれます。
手に職をつけたい方、社会に貢献したい方におすすめの仕事です🌐✨

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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