オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2025年11月20日

屋内小規模基地局 ― 建物の“圏外”をゼロにする通信職人🏢

皆さんこんにちは!

 

大阪府茨木市、豊中市、滋賀県大津市を拠点に電気工事業、電気通信業を行っている

株式会社ユーテック、更新担当の富山です。

 

 

 

屋内小規模基地局 ― 建物の“圏外”をゼロにする通信職人🏢

 

 

 

ビルの中、地下駐車場、トンネル、商業施設――
「電波が弱い」「通信が途切れる」そんな場所を救うのが、**屋内小規模基地局(インビル基地局)**です。

屋外基地局が街全体をカバーする“幹”なら、
屋内基地局は建物内部を隅々まで満たす“毛細血管”のような存在です。


🧱 屋内小規模基地局の役割

 

電波は壁やコンクリートに遮られやすく、
ビルの中心部や地下階ではどうしても届きにくくなります。
そのため、建物内に小型のアンテナや無線機を設置して、
屋外から届く電波を中継・再送信する仕組みを構築します。

この技術があることで、
・地下鉄構内でも通話ができる
・病院の奥の病室でも通信が安定する
・商業施設のWi-Fiやスマホが快適につながる
といった快適な通信環境が実現します。


🔧 設置工事の流れ

 

① 電波測定と設計

現場に入るとまず、電波測定器で通信状態を確認します。
建物の構造・壁材・配線ルートを踏まえながら、
「どこにアンテナを設置すれば最適か」を設計図に落とし込みます。

② 配線・電源工事

次に、天井裏や壁の中を通してLANケーブルや光ファイバーを配線。
既存設備と干渉しないようにルートを選定し、
ケーブル固定金具やモール処理で仕上げます。

③ 機器設置・設定

アンテナや中継装置(RU/BBU)を取り付け、
通信事業者のネットワークに接続。
設定作業では、IPアドレスや通信パラメータを入力し、
他の基地局との干渉がないよう調整します。

④ 通信テスト

設置後は、スマートフォンや計測機器で通信試験を実施。
全フロアを歩いて「どこでもつながる」状態を確認します。


🛰️ 最新の屋内通信技術

 

近年は、5G対応の分散アンテナシステム(DAS)や、
企業内ネットワーク向けのローカル5G基地局
の導入も進んでいます。

これにより、病院や工場、大学キャンパスなどが独自の高速通信を持つ時代へ。
屋内基地局工事は、まさに次世代通信を形にする最前線です。


👁️‍🗨️ 現場のリアル

 

屋内工事は、外とは違って“静かで繊細”。
天井裏での作業や、配線の取り回し、壁内部への機器埋め込みなど、
**「美しく仕上げる技術」**が求められます。

現場ごとに設計が違い、建物の年数・構造によって想定外のトラブルも発生します。
それでも、最終テストで全エリアが圏外ゼロになった瞬間、
職人たちは静かにガッツポーズを取ります。
「この建物の通信を守っているのは自分たちだ」という誇りがそこにあります。


💬 まとめ

 

屋内小規模基地局の設置は、通信インフラの“最後の砦”。
電波が届かない場所をなくすことで、
人々が安心して過ごせる環境をつくり出す――それがこの仕事の使命です。

👷‍♀️求職者の方へ
屋内基地局工事は、電気・通信・ネットワークの知識を身につけたい方に最適です。
未経験からでもスタートでき、研修や資格取得を通じて技術者として成長できます。
「通信がつながる当たり前を守る」――そのやりがいを、あなたの手で感じてください🌈

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社ユーテックでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

大阪府茨木市、豊中市、滋賀県大津市を拠点に電気工事業、電気通信業を行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

詳しくはこちらから!